陰麗華
塚本青史氏の光武帝(下) をまだ読んでいます。光武帝(上) から出てくる陰麗華、劉秀(光武帝)の奥さんですが、大変な美人である上に謙譲の美徳を備えた世にも珍しい才色兼備の方だったらしい。塚本氏の小説では、劉秀はまず郭聖通(いやーな女だったらしい)と婚姻した設定になっているが、実際は陰麗華と早く婚姻していたようだ。
郭聖通が男子を産んだときも皇太子を生んだものが皇后となるべきだと自ら身を引いたそうだが、最後には性格の悪さから郭皇后は廃されてしまう。
劉秀自身も皇帝というものに当初執着していなかったようなので似たもの夫婦だったのかも・・・
皇后になった後も権力抗争に埋もれることなく、最後まで自分の一族には政治的に関わりを持たせないようにしていたらしい。
容姿の端麗さだけでなく内面も美しい人だったがゆえに最後まで劉秀の愛情を受け続け、後漢を復興させることができたのでしょう。
陰麗華、2代目の明帝の馬皇后と珍しく優秀な皇后が続いた。でも、その後短命の皇帝が続き、宦官と豪族に支配される時代になってしまう。
項羽と劉邦、三国志に挟まれた時代のためか、題材にされることが少ない時代である。しかし、深く掘り下げると小説の主人公になれるような人物も多いと思う。これからも見続けていきたい時代です。
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